オリジナルTシャツ注文前に知っておきたい!よく使われる生地や素材の特徴
2018年2月3日
Tシャツ
Tシャツには、さまざまな種類の繊維が使われています。
生地や素材によってメリット・デメリットがあり、肌触りにも大きな違いがあります。
オリジナルTシャツを注文する前に、それぞれの特徴をつかんでおきましょう。
こちらでは、オリジナルTシャツ製作前に役立つ生地と素材の情報をご紹介します。
【目次】
・ まとめ
伸縮性抜群!ジャージ素材
ジャージ素材とは、伸縮性のあるメリヤス編みの生地のことです。 イギリス海峡にあるチャネル諸島のひとつ「ジャージー島」で作られたメリヤス生地が、「ジャージー」と呼ばれてしました。
ニットの編み方の一種である「ジャージー編み」がその名の由来になっています。
名前の由来から考えると「ジャージー」と表記するのが適切ですが、一般的には「ジャージ」と呼ばれることが多くなっています。
ジャージ素材は耐久性や伸縮性に優れ、軽くて動きやすいことから、トレーニングウェアに多く使われます。
そのため、ジャージ素材のトレーニングウェアのことを、「ジャージ」と呼ぶこともあるのです。
運動に最適なジャージ素材は、オリジナルTシャツ作成にも適していると言えるでしょう。
ジャージは、スポーツに適した素材です。
ただし、メリヤスが厚いため、汗を吸い取る吸水性については、やや劣る素材だと言えます。そんなジャージのデメリットを補うために開発された素材が「スウェット」です。
スウェットは、裏地がパイル生地になっており、起毛しているのが特徴。
綿素材のため、汗をよく吸い取ります。
ジャージとスウェットは用途が似ているため、混同されることも少なくありませんが、いずれも伸縮性が抜群であるという点については共通していることが分かります。
「着心地◎!コットン生地」
コットン生地とは、綿素材でできた生地のことです。 コットン生地の特徴は、肌触りが良く、通気性や吸収性に優れている点です。
そのため、夏は涼しく冬は暖かい着心地が魅力となっています。
冬に身につけたとき静電気が起こりにくいのも、コットン生地の特徴です。
機能性に富んでいますが、生地が丈夫であり、かつ染色性にも優れています。
綿繊維の中心部分は、マカロニのように空洞になっています。
そのため、熱が伝わりにくく、放出されにくいという性質があるのです。
着心地の良さから、オリジナルTシャツ製作にも適した素材と言えるでしょう。
現在、日本の衣料品に占めるコットン素材の割合は約40%です。
着心地が良いだけでなく、機能性に優れていることから、幅広い衣料品に使用されています。
コットン生地の歴史は古く、なんと5,000年以上前から使われていたようです。
原産国はインドで、アラビアの商人が西へと伝えるうち、イタリアやスペインといったヨーロッパ諸国にもたらされたと言われています。
モヘンジョ・ダロの遺跡から、紀元前1,500~2,500の綿布が発見されたことからも、その古い歴史を知ることができます。
日本に綿が伝わったのは、8世紀末ごろのことです。
その裏付けとして、歴史書『類聚国史(るいじゅこくし)』の中の記述が挙げられます。
この記述によると、外国の船が三河に漂着し、綿種を伝えたと書かれています。
現在は幅広い衣類に使われているコットン素材も、当時の日本では貴重品でした。
「コットン&ポリエステルのいいとこ取り!混合素材」
2種類以上の異なる繊維を紡いで糸に加工することを、「混紡」と呼んでいます。たとえば衣類に付けられた品質表示タグを見ると、「コットン70%、ポリエステル30%」といったような表記が見られます。
これが、混紡した繊維を使っているという意味です。
このように混紡を行う目的は、それぞれの素材の長所と短所を補うためです。
たとえば、高級素材とて知られるカシミヤ100%のニットを作るとなると、コストがかかります。
そこで、ほかの素材を入れることでコストの削減になるのです。
コットンとポリエステルを混紡すると、まるでそれぞれの繊維の“いいとこ取り”をしたような素材が出来上がります。
コットンの良さは、高い吸湿性・適度な保温性・肌触りがなめらかといった点にあります。その一方で、ポリエステルの良さとしては、美しい光沢・高い強度・シワになりにくい・リーズナブルな点が挙げられます。
このように両方の繊維を混ぜることで、お互いの良さが増すことになるのです。
当然ながら、繊維の性質は良い点ばかりではありません。
綿のデメリットを挙げると、シワになりやすい・縮みやすい点などがあります。
ポリエステルの場合は、静電気が起こりやすい・毛玉ができやすいなどが挙がります。
しかし、異なる特徴を持つ繊維を混ぜ合わせることで、メリットを増やせるのです。
まとめ
オリジナルTシャツは、生地の種類によって特徴が大きく変わってきます。
運動会や文化祭といった動き回るイベントにも便利なジャージ素材や、吸水性の高いコットン生地、それぞれをかけ合わせた混合素材など、用途に合わせて生地を選びましょう。
オレンジパームでは、多種多様な生地によるTシャツ製作が可能です。
オリジナルTシャツを注文する前に、ぜひこちらでご紹介した内容を生地選びにお役立てください。
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