Tシャツの寿命は何年?カギを握るのは洗濯の仕方
2023年3月20日
Tシャツ
Tシャツは肌着としてもファッションとしても使えるアイテムなので、家の内外で着る機会が必然的に多くなります。
そのため、他の衣類に比べてTシャツは割と早く傷んでしまうと感じている人はたくさんいるのではないでしょうか。
しかし、Tシャツは必ずしも短命なわけではなく、洗い方次第で寿命を延ばすことは可能です。
せっかく見つけたお気に入りのTシャツを長く愛用するために、Tシャツの寿命と洗濯の仕方を見直してみましょう。
【目次】
Tシャツの寿命はだいたい2年〜3年程度
Tシャツの寿命は素材や作り、着る頻度などによって大きく異なるものの、だいたい2年〜3年持てば良い方だとされています。
半袖の場合ポリエステル素材ではだいたい130日が耐用日数(洗濯回数60回程度)で、綿混紡や綿ではおよそ180日(同80回程度)とされています。
また、作りによっても違いが生まれ、「天竺編み」「平編み」とも呼ばれるメリヤスだと170日が耐用日数(洗濯回数75回程度)、撚りの強い糸を利用して織られたクレープだと120日(同93回程度)となっています。
Tシャツといっても中にはブランド物やオリジナルTシャツもあり、値段が高かったり思い出があったりすることも珍しくありません。
それがたった2年〜3年が寿命だと聞くと、とても残念に感じる人もいることでしょう。
しかし、Tシャツをあまり着なければ摩擦や汚れから守ることができ、洗濯することもなくなるのでよりTシャツの寿命が延びていきます。
Tシャツの寿命を延ばしたいなら洗濯に注目
Tシャツの寿命を縮めるものに汚れがあります。
ケチャップなど水溶性のものは汚れたらすぐに水と台所洗剤で揉みほぐし、流水ですすげばきれいになる確率が上がります。
油汚れはお湯につけて油を溶かした後台所用洗剤で洗います。
このように下洗いをしておいてから洗濯機で洗えば、汚れは落ちやすくなります。
水溶性も脂溶性も時間が経つと汚れが落ちにくくなるので、素早く対処することが大切です。
時間が経ってしまったり、どうしても汚れが落ちきらなかったりする場合には、最終手段として漂白剤を使って汚れを目立たなくさせられます。
ただし、漂白剤は基本的に白いTシャツにしか使うことができず、漂白剤が付着するとプリント部分が劣化してTシャツの寿命を縮めてしまう原因ともなります(※1)。
※1 [ICE MIX]laundry 【 Tシャツの洗い方 】
特に気をつけたいのはTシャツの首元とすそ
ヨレもTシャツの寿命を縮める原因となりますが、ヨレはむしろ洗濯によって起こってしまう可能性が高いものです。
ヨレを防ぐためにはTシャツを洗濯機の中にそのまま放り込まず、洗濯ネットの中に入れて洗うことがポイントとなります。
こうすることで他の洗濯物に絡みついて起こるヨレを防ぐことができます。
ヨレが特に出やすいのは首元とすそです。ヨレ防止には洗濯後Tシャツを干す際にも注意すべきことがあり、ハンガーによっては吊るして干すと首回りが伸びてしまう可能性が高いので注意が必要です。
洗濯バサミで伸びを抑えようとすると今度は洗濯バサミの跡が残ってしまうので、Tシャツは基本的な干し方では失敗することもあります。
伸びを防ぐためには、滑り止め機能がついたハンガーを使います。
また、Tシャツの劣化を早める原因に紫外線があります。
直射日光に当てないように陰干ししたり、プリント部分に紫外線が当たらないように裏返しにして干したりすることで、Tシャツの劣化が防げます。
臭いが気になるときの対処法
ニオイの原因の1位は汗。実は汗は無臭なのですが、衣服についた汗に雑菌が繁殖することで、ニオイの原因物質が発生します。そして、この雑菌やにおいの原因物質は非常に強く、しつこいため、洗濯をしても臭いが残ってしまうことがあります。
Tシャツの臭いが気になる場合、以下のような対処法があります。 まずは洗濯する際に、除菌・抗菌効果がある洗剤を選ぶことが重要です。そもそも、きちんと洗ったはずの洗たく物からニオイがするのは「雑菌」が原因です。風呂の残り水で洗たくをする場合や、部屋干しをする場合、梅雨や冬場など洗たく物の乾きにくい時期には、除菌・抗菌効果のある洗剤を選びましょう。
さらに、ニオイが消えない場合は、弱アルカリ性洗剤や酸素系漂白剤を使う使うことも大事です。ただし、生地に負担がかかることもあるため、色柄ものやデリケートな素材への使用は洗濯表示に従って慎重に行いましょう。
また、除菌スプレーを使って臭いの原因となる細菌を減らすこともできます。スプレーはTシャツに直接かけ、風通しの良い場所で乾かすと効果的です。さらに、日光に当てることで臭いを消すことができますが、日光に当てすぎると色あせる可能性があるため、注意が必要です。 このような状況が何度も繰り返されると、臭いがついた衣服ができあがってしまいます。
特に一人暮らしは、1週間まとめて洗濯することが多いため、衣服に付いた菌がどんどん増えてしまい、臭いの原因になることがあります。(※2)。
Tシャツのプリントが擦れると古い印象に
Tシャツが擦れてプリントがはげたり生地が摩擦で薄くなり穴が開いたりしてしまうことも少なからずあります。これらも洗濯のときに起きやすく、洗濯ネットによって軽減させることが可能です。洗濯ネットがなかったりネットを使うのが面倒だったりする場合は、Tシャツを裏返しにした状態で洗うことでも擦れを防止することができます。
洗濯機は適量の洗濯物で回すことが重要で、多すぎると汚れが十分落ちず衣類同士が絡みつきやすくなります。
色移りを避けるためにも同類色のTシャツだけで洗うなど、場合に応じて仕分けをしてから洗うと良いでしょう。
また、Tシャツのタグに書かれている洗濯表示をきちんと守ることも大切で、ドライクリーニングが不可とされているのにドライクリーニングをすると、プリント部分がダメージを受けます。
プリントが施されたオリジナルTシャツなどではプリント部分が擦れてしまうと古ぼけた印象を与えるので、擦れが起きないよう気を使ってください。
流行もTシャツの寿命を決める
Tシャツには流行という名の寿命もあるため、オリジナルTシャツのような思い出の品やプレミアものを除いて、たとえ外着用でも何年も着続けるということはあまりないといわれています。
外着用として機能するおしゃれなTシャツの寿命は2年程度と考える人が多く、汚れなどで生地がダメになる前に流行によって処分されることの方が多くなっている現状があります。
特に「もう着られない」と感じる理由は「首元とすそのヨレ」「色褪せ」となっています。
Tシャツの中にはオリジナルTシャツのように、大切にいつまでも持っていたいものもあることでしょう。
洗濯の仕方に気をつけて思い出のTシャツを当時のままに保てるよう心がけてみてください。(※3)。
※3 [exciteニュース]お出かけ用Tシャツの寿命のポイントは?
洗濯してもすぐ乾く!人気のドライTシャツ
ドライTシャツは通常、ポリエステル、ナイロン、またはポリプロピレンのような合成繊維で作られています。これらの素材は、水を吸収しにくく、非常に速乾性が高いため、洗濯後にすぐに乾き、ニオイの原因の雑菌の繁殖を防ぎます。
運動やアウトドア活動など、汗をかく活動に適しているため、オレンジパームでも大変人気です。
glimmer Active Wear (グリマーアクティブウェア)
00300-ACT
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